長い間空き家に残された仏壇を安心、安全に処分する方法は?
空き家片付けでお客様が結構悩まれる中に仏壇の処分があげられます。
仏壇には、各家ごとに先祖様がまつれています。当時は多くの家に仏壇があり、ほば毎日手を合わせてご先祖様にお祈りしている家庭が多かったです。今でも70代以上方の仏壇所有率は概ね60%を超えと言われています。
長い間空き家に残された仏壇の取り扱いについては、家族や親族の考え方を尊重して安心、安全な処分方法を選ぶことが重要です。この記事ではその仏壇を安心、安全な処分する方法をまとめています。参考にしてください。
お仏壇を処分する時には供養してもらうのが一般的だと聞きますが、何故お仏壇を供養しなければいけないのでしょうか?
お仏壇を処分する前にはしっかり供養をする必要があります
- お仏壇を処分する時には供養してもらうのが一般的だと聞きますが、何故お仏壇を供養しなければいけないのでしょうか?
- 不要になったお仏壇は粗大ごみとして処分しては良いのでしょうか?
お客様から空き家片付けセンターにご質問に多いお仏壇の処分方法、お仏壇を処分する際に供養が必要な理由、供養の方法などをご紹介いたします。
お仏壇を処分する際には閉眼供養が必要です
お仏壇に魂が宿った状態では移動も処分もできませんので、空き家の片付けや遺品整理時に不要になったお仏壇には「閉眼供養(へいがんくよう)」と呼ばれる供養の儀式をしてして、入っている魂を抜かなければなりません。
この通称「魂抜き」も、宗派によって呼び方が変わってきます。浄土真宗の場合は、魂入れ・魂抜きの代わりに入仏法要・遷仏法要(せんぶつほうよう)が行われます。
開眼供養や閉眼供養を行う場所は、お仏壇を設置している場所もしくは寺院になります。お仏壇を処分する場合には、菩提寺などのお寺さまで「魂抜きの儀式」を執り行うのが一般的です。
仏像や掛け軸、お位牌も処分する場合は魂抜きの供養をするお仏壇を処分する際は、
ご本尊やお位牌、仏具、お人形、などのお仏壇まわりの物はどうするのかも決めておきましょう。
もしお仏壇と共に仏像や掛け軸、お位牌や仏具なども処分する場合には、お仏壇と一緒に閉眼供養(魂抜き)をお願いしましょぅ。
魂抜きが本当に必要なのは、仏様や故人の魂が宿っているご本尊とお位牌のみなのですが、空き家になって長い物件は、開眼儀式がされていない場合がほとんどですので、長年手を合わせ続けた仏具、お人形などには魂が入っているという考えもあります。
もしゴミとして処分するのが気が引けるのであれば、仏具やお人形なども一緒に供養するのもお勧めです。
閉眼供養をした後のお仏壇は菩提寺でお焚き上げをしていただきます。
閉眼供養が済み、魂の抜かれたお仏壇は「家具同等品」に戻りますので、一般の家庭用ゴミとしての処分が可能になります。
菩提寺によっては「お焚き上げ」と呼ばれる焼却処分もしてくださるところもありますのでご本尊(仏像や掛け軸)やお位牌も処分するのなら、お仏壇と一緒に炊き上げていただきます。
仏具には故人やご先祖の魂が入っている訳ではないので、家庭用のゴミとして処分しても構わないことにはなっています。しかし、長年お仏壇に飾っていた仏具を粗末に扱うのに抵抗のある場合は、思い入れのある仏具や故人のご遺影、仏壇台や経机などの仏壇まわり品もお焚き上げできる菩提寺もあるので、供養をお願いするご僧侶に一度ご相談するこをお勧めいたします。
ただし、地域の寺院によっては「お電話では受付してくれない」、「ちょっと面倒なことを言われた」などどうしたらいいのか立ち止まってしまう方も多数いらっしゃいます。その際は、お気軽に空き家片付けセンターにご相談ください。閉眼供養をお願いできる寺院とも提携していますのでご安心ください。
お仏壇を供養した後は菩提寺か専門業者に頼むか粗大ごみとして処分します
自分で仏壇を処分したい場合は、粗大ごみで処分も可能ですので自治体運営の清掃センターに運んで処分してください。自治体によっては仏壇を回収してくれない場合もありますから、必ず問い合わせてください。ただし、自分で処分する場合も、必ず閉眼供養(魂抜き)をしてください。大きな仏壇の場合は、自力での解体が難しい場合がありますから、その時は空き家片付けセンターの業者に頼むなどしましょう。
仏壇によってはリサイクルショップ、輸出業者等引取り歓迎の業者もございます。状態や大きさによっては粗大ごみ扱いになりますのでその際は最寄りの指定の一般廃棄物収集運搬業、不用品回収業者等にご依頼ください。
しかし、閉眼供養や解体など処分の手間がかかり、さらに閉眼供養は寺の方を派遣してもらう必要があるなどで結構たいへんです。その際は、空き家片付けセンターのプロ集団にお任せください。
空き家片付けセンターでは、先祖代々ずっと大切に受け継がれてきたお仏壇ですから、感謝の気持ちを込めて最適な方法で供養してからの処分をお勧めします。
お仏壇の処分の際には、菩提寺のご住職や閉眼供養を扱っている業者などに手配してしっかりと閉眼供養やお焚きあげ供養をしてから処分させていただきます。ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。
空き家をそのまま放置していると大きな問題が起こり様々なリスクがあることを知っていますか?
空き家を放置すると、次のような問題が発生する可能性があります。
- 台風や地震などで外装材や屋根材が飛んだり、倒壊したりする
- ねずみや害虫などが大量発生する
- ごみの散乱や外壁の破損・汚れが放置される
- 不法占拠や不法投棄といった犯罪の温床になる
- タバコの吸い殻から出火したり、放火されたりといった危険性がある
- ゴミの臭いや、ゴミにたかった虫や動物によって近隣住民に迷惑をかける
- 残置物の破壊や落書きの被害にあったり、不法侵入されたりすることも考えられる
- 降雪地区では水道が破裂し家財道具がマイナス評価になることもある
空き家を放置すると、次のようなリスクがあります。
- 損傷や倒壊の危険性が高まる
- 衛生や景観上の問題を引き起こす
- 犯罪の温床になる
- 税金負担が増える
- 賃貸住宅として選ばれなくなる
また、空き家を放置すると、固定資産税の負担が増えます。空き家は「特定空き家」に認定されると、固定資産税評価額の6分の1(若しくは3分の1)の優遇措置から外され、課税標準額が6倍もの金額になります。
空き家を放置すると罰金はいくらですか?
特定空き家の定義は、「そのまま放置した場合に、倒壊など著しく保安上危険となる恐れの状態にあること」です。 そして特定空き家に認定された場合は、住宅保有時の特例対象からの除外、50万円以下の過料、行政代執行などの罰則が課せられます。
実話です。私ども空き家片付けセンターでは様々な空き家を見てきました。
一般論を書いた文章に思いましたか?実話です。私ども空き家片付けセンターでは、空き家を放置した結果的上記のような様々な問題を目の当たりにしてきました。ほとんどのお客様が「早くしておけばよかった」と、後悔されます。そのためには「空き家どうしたいのか」と真剣に考える必要があると私たちは思います。あなたの空き家大丈夫ですか?